「ウサギになりたかったのかな?」 土の中から出てきたのは…


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「ウサギイモ」を前に、笑顔の玉城秀敏さんの孫の(左から)結菜さん、康介君、大貴君

 【読谷】沖縄県読谷村儀間の玉城秀敏さん(72)の畑の中から「ウサギ」が出てきた。正体は玉城さんが育てている読谷あかねイモ。玉城家では、かわいらしい「ウサギイモ」だけは包丁を入れることができず、居間のテレビのそばに飾っている。秀俊さんの娘の智美さん(48)は「ウサギになりたかったのかな?」と笑顔を見せた。

玉城秀敏さんの畑でとれた「ウサギイモ」=3日、読谷村儀間

 玉城さんがウサギイモを収穫したのは7月20日。畑で掘ると、ウサギの姿をしたイモが出てきた。ウサギの耳のように根っこが2本生えている。珍しいと思った玉城さんは、孫たちに見せようと自宅に持ち帰った。

 智美さんの長女の結菜さん(7)はうさぎ年。「ウサギイモ」の姿に「かわいい」と笑みをこぼす。次男の大貴君(9)は「すごい」と目を丸くした。

 日に日に水分が抜けて小さくなる「ウサギイモ」だが、しばらくは玉城家に笑顔をもたらしそうだ。