「翔ならやってくれると信じていたよ」―。プロ野球のドラフト会議でKBC学園未来沖縄高校3年の宜保翔選手がオリックスから5位で指名を受けた25日、親族や友人ら約40人が集まった祖父・利光さん(64)の自宅=豊見城市=は歓喜に包まれた。
“運命の瞬間”を見届けようと、利光さんの自宅には午後5時ごろから続々と親族らが駆け付け、大型テレビの前で朗報を待った。6時45分、宜保選手の名前が読み上げられると一同は一斉に立ち上がり、互いに握手したり抱き合ったりして喜びを分かち合った。
学童野球の頃から宜保選手の活躍を見守り、応援してきた利光さんは「自慢の孫」の吉報に目を潤ませ、「一軍に上がり、ファンを喜ばせるような見せる野球をしてほしい」と語った。
母・美千代さん(44)は「今後も翔らしく常に上を目指す選手になって」と期待を寄せた。父・光さん(44)は「好きこそものの上手なれ。けがには気を付け、息の長い選手に成長してほしい」とエールを送った。