「令和婚」に170組! 「『令和』に背中を押された」 サンバ姿のゴールインも


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
婚姻届を提出しに訪れた宮城佳代子さん(右)とパートナーの高良勝盛さん=1日午前、那覇市泉崎の那覇市役所

 元号が「令和」に変わった1日、沖縄県那覇市泉崎の那覇市役所には婚姻届を提出する男女の姿が目立った。同市役所は、午前8時半から臨時窓口を設置し、職員が新時代のスタートと同時にゴールインを果たそうとするカップルに対応。“令和婚カップル”は夕方までに170組に達した。

 「『令和』に結婚を後押しされた気がする」。喜色満面でこう話すのは、サンバのカーニバル風衣装で市役所を訪れたダンサーで会社員の宮城佳代子さん(39)=那覇市。昨年、婚活を通じて知り合ったパートナーの高良勝盛さん(45)=浦添市=と共に午前8時すぎから市役所玄関前に並んだ。高良さんは「二人で力を合わせて明るく楽しい家庭を築いていきたい」と決意を新たにした。ゴールデンウイーク(GW)休暇で沖縄を訪れ、この日に婚姻届の提出も果たしたのは、会社員の玉井翔人さん(29)と沙樹さん(27)=東京都中央区。玉井さんは「去年12月にプロポーズした時、令和が始まる5月1日に入籍すると決めた」と振り返った。

 市役所は、訪れたカップルのために記念撮影用のブースを設置し、プレゼント用の花も用意。14人の職員が午後5時15分まで対応に当たった。