都心に涼やか音色響く 「箏の日」300人が演奏


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「箏の日」で優美な音色を響かせる琉球箏曲興陽会の会員ら=10日夕、那覇市泉崎の琉球新報1階公開空地(ジャン松元撮影)

 9月10日の「箏(くとぅ)の日」の記念行事「第19回箏の日~箏美らさ御万人と~」(琉球新報社主催、琉球箏曲興陽会共催)が那覇市の琉球新報社1階公開空地で開催された。参加した興陽会の会員300人余は「瀧落菅撹(たちうとぅしすががち)」や「かぎやで風」などを演奏し、夏の夕べに涼やかな音色を響かせた。

 「箏の日」は箏に感謝をささげ、魅力を発信することを目的に琉球新報社と興陽会が2001年に設定した。野里葉子会長は「無形文化財にふさわしい技量を高めていきたい」と話した。

 第11回箏曲こども奨励賞(同会主催)の入賞者表彰式も併せて行われた。今年は金賞12人、銀賞17人、銅賞23人が入賞した。