【アルゼンチン】華やかに沖縄祭り 2000人参加、各種行事で盛況


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観客参加で繰り広げられた沖縄祭り新年会のエイサー=うるま園

 在亜沖縄県人連合会(米須清文会長)は21日夜、うるま園で第3回沖縄祭りを盛大に開催した。
 この祭りは、本来は12月のイベントだったが、学生の年末試験と時期的に重なることや、忘年会がめじろ押しであることから、正月のイベントへと変更された。2回目からは1月開催となっている。
 今回は、別の日系団体であるウルキーサ日本人会の盆踊りが、10日間続いた雨で延期となり、ちょうど沖縄祭りと日が重なった。そのため、出店者や他団体からの出演協力も減ったが、総体的にはこれまでにない大成功を収めた。参加者は優に2千人は超えていた。沖県連本部からバスを出したほか、自家用車で会場に向かい参加する人たちもいた。

 会場にはやぐらを設け、それを中心に演舞、その一方には出店が並んだ。プログラムはまず、夢海渡太鼓グループの太鼓で始まり、続いて与那原町人会の踊りと綱引きがあった。この綱引きには観客も自由参加させ、にぎやかに行われた。アルゼンチンにはない行事で、終わった後、両手を上げて喜んでいる人の姿もあった。
 続いて赤嶺空手道場の松林流空手演武、参加者全体の盆踊り、今帰仁村人会のエイサー、そして西原町人会や北中城村人会の踊りなど、各市町村人会の出し物が夜半過ぎまで行われた。
 最後は琉球國祭り太鼓の演舞で有終の美を飾った。
(新垣善太郎通信員)