【アメリカ】「年男」に比嘉前会長 北米県人会が新役員就任式


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北米沖縄県人会の2006年度新役員就任式典に臨む当銘会長(右から3人目)ら

 北米沖縄県人会の2006年度新役員就任式典と新年宴会が15日、カリフォルニア州で開催された。南カリフォルニアにおける42県人会の中で、沖縄県人会は最大規模を誇る。今回も530人の参加者があった。

 15人の理事、12人の部長が勢ぞろい、当銘貞夫会長はこの1年間任期を担う。数々の功績を残したとして、今年のマン・オブ・ザ・イヤー(年男)には前会長の比嘉朝儀さん、ウーマン・オブ・ザ・イヤー(年女)には婦人部長の呉屋君子さんが選出され、当銘県人会長、ゲイリー・ミラー連邦下院議員、アントニオ・ビラライゴサロサンゼルス市長から賞状が授与された。また、顕著にボランティア活動に従事したとして、島有邦さんとナオミ遠藤さんが選出された。
 比嘉さんは会長在任中にウチナーグチクラス設置、図書室の開設、カジマヤー・シニアクラブの新設などの功績が認められた。また呉屋さんは婦人部長としてメンバーの若返りを図り、次々と新しいアイデアを導入し、婦人部の活性化に努めたとして、それぞれ受賞につながった。
 一式の始めにあいさつに立った当銘会長は「昨年は会員の努力のおかげで全スケジュールを全うすることができ感謝します。今年はエレベーターの完成、10月の世界のウチナーンチュ大会への大勢の参加、2009年の県人会100周年祭の準備がある」と述べ、会員に協力を呼び掛けた。
 二式では、例年どおり琉球民謡、琉球舞踊などが披露された。カラオケで注目を浴びたのが最近沖縄からアメリカに移住した「トコさん」こと宮城常子さん。宮城さんは、チャイナ・ドレス姿で「蘇州夜曲」を歌い、大きな拍手を受けた。トコさんは首里高卒のビジネス・ウーマンである。最後にNHK連続テレビ小説の「ちゅらさん」に出演したアリソン新川さんの指導で全員輪になり手をつないで「芭蕉布」を歌い、カチャーシーを踊って、締めくくった。
(当銘貞夫通信員)