【アメリカ】琉球芸能に親しむ サンディエゴ県人会役員就任式


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サンディエゴ沖縄県人会の新年宴会で「守礼の島」を歌う金城昭子琉球民謡研究所の皆さん、中央が金城師。後列男性が金城正信サンディエゴ県人会長

 カリフォルニア州最南端の都市サンディエゴに沖縄県人会が設立されて27回目の役員就任式典と新年宴会がこのほどベテランズ・ホールで開催され、約200人が参加した。ロサンゼルスダウンタウンから車で2時間。海岸線に面した風光明美な所で、港にはヨットが浮かぶ。
 北米沖縄県人会とは姉妹県人会関係にあり、会員を兼ねる人が多い。隣接都市オーシャンサイドにはペンデルトン陸軍基地があり、沖縄出身の女性と国際結婚したアメリカ兵が多く、その家族が県人会の会員として琉球芸能に親しんでいる。
 会員数は約300人で、前川流金城昭子琉球民謡研究所の金城師匠もその1人。ハワイと南カリフォルニアを合わせ、30年以上にもわたって琉球民謡の指導に携わってきた。現在門下生は20人で、新年宴会でも「梅の香り」「守礼の島」の2曲を歌った。
 今年6月に沖縄で開催される琉球民謡協会コンクールには新人賞1人、優秀賞3人、最高賞3人を引率する予定。賞獲得を目指して日夜練習に励んでいる。
(当銘貞夫通信員)