【フランス】将来は沖縄に靴工場開設 靴デザイナー・赤嶺勤さん


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
パリ市内での展示会に出展、来場者の関心を引いた靴デザイナーの赤嶺勤さん

 1日から5日まで、パリ市内で開かれた展示会「le SHOWROOM(ル・ショールーム)」に県出身で国内外で活躍する靴デザイナーの赤嶺勤さんが作品を出展した。
 世界各国から60ブランドが出展しており、そのうち10ブランドが日本関係。赤嶺さんは1986年から7年間、パリに住んでおり、帰国後も精力的にフランス、アメリカ、ドイツでの展示会に作品を出している。

 今回の展示会で赤嶺さんは、「素材的に柔らかいものを、さらに柔らかく見せる」ことをテーマにし、靴のほか、ウール地やゴブラン織りのバッグなどを紹介し、目の肥えたヨーロッパのバイヤー(買い手)たちの関心を引いた。
 赤嶺さんは、日本の展示会にも作品を出展しているが、パリの展示会については「客の好みが違う。また、すごくおしゃれに関心があり、こちらも見せがいがある」と語った。
 赤嶺さんは、近い将来沖縄での靴工場開設を希望しており、現在、ミンサー織りなど、地元の工芸品で靴の試作品を作っている。
(又吉喜美枝通信員)