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ペルー沖縄婦人会の新会長、新役員(2006年度―07年度)就任式が3月30日、県人会館・西銘順治大ホールで厳かに行われた。フランシス坂田ペルー日系婦人会会長、エンリケ真栄城ペルー沖縄県人会会長、県人会顧問、婦人会相談役ら多くの会員が参加した。
06年度の会長選挙は3月9日、05年度末の総会と同時に行われ、出席した会員77人の投票の結果、徳村直子さん(名護市系2世)が圧倒的多数票の76票を獲得して新会長に選ばれた。
新会長の徳村さんは、これまで名護市郷友会・婦人部長として郷友会の発展に貢献。また同婦人会文化部長時代にはウチナーグチの普及に尽力した。昨年度は副会長として、沖縄県人ペルー移住100周年記念式典では、照屋光子前会長をサポートした。
初代会長の上原松子さんらの奔走によって、ペルー沖縄婦人会は1978年、女性の地位の向上と相互扶助、融和を目的に設立された。県人会活動では、車の両輪のごとく一致して協力、移住100周年記念式典で、そのパワーと統率力をいかんなく発揮し、式典を成功裏に導いた功績は一口では語れないものがある。 28代目の婦人会長に選ばれた徳村さんはリマ市生まれの2世で、両親とも今帰仁村出身の戦前移民。亡き父・せいこうさんが築き上げた香辛料食品加工会社を現在、夫のオスカルさん(名護市系2世)とともに切り盛りし、6人の子宝にも恵まれた。
(赤嶺光弘通信員)