のど自慢など多彩 実行委が事業内容決定 世界のウチナーンチュ大会


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 10月12―15日に開催される「第4回世界のウチナーンチュ大会」に向けた第3回実行委員会が25日、那覇市の沖縄ハーバービューホテルで開かれた。

 委員会は世界のウチナーンチュのきずなの深さを描いたミュージカル「海から豚がやってきた」の公演や、日本と南米をつないで生放送する「NHKのど自慢」など、今回新しく盛り込んだイベントを含めた事業計画を決定、大会の開催を告知する3種類のポスターを新たに発表した。グランドフィナーレを最終日の15日夜、宜野湾市の宜野湾海浜公園多目的広場で開催することも確認した。
 実行委員会会長の稲嶺恵一知事は「今回は若い人に沖縄のアイデンティティーを継承させることが大きなテーマとなっている。ウチナーンチュのネットワークの確立が日本の国際化に大きく寄与すると確信している」と述べた。
 過去3回の大会には海外から約9800人が来県し、延べ約126万人が入場した。今回は28カ国、2地域から約5000人の来県、延べ約50万人の入場者を見込んでいる。
 大会は国際通りをパレードする前夜祭パレード、国内外に66ある県人会の会長を一堂に集めた「海外・国内県人会長議会」、サッカーを通じて交流するWUF(ワールド・ウチナーンチュ・フェスティバル)親善サッカー大会などを経て15日に最終日を迎える。