【ボリビア】移住者に人気ゲートボール 愛好会が土地を整備


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 ボリビアの日本人移住者の間でもゲートボールが盛んだ。サンタクルス市にはゲートボール愛好会(藤井法正会長)があり、毎週土曜日と日曜日の午後に練習をしている。オキナワ移住地の出身者とともに、日本内地からの移住地であるサンフアン移住地の出身者が一緒になって楽しんでいる。会員数15人。

 各日本人移住地には、ゲートボール場が設けられているが、サンタクルス市にはなかったので、民家の庭を借りて練習していた。コートが芝生の上に作られていたため、試合を行う土のコートとボールの転がり具合が違うことや、利用時間に制限があることなどが課題となっていた。
 そこで、愛好会の会員のうち5人が費用を出し、2005年の5月に土地約1町歩(約1ヘクタール)を購入した。そこを自分たちで整備をして、コート4面のほか休息所などを設置した。12月に完成し使い始めた。
 藤井会長や伊芸正健さん(ボリビアゲートボール協会会長)は、「これで土、日曜日以外にも練習することができる。また、オキナワ移住地やサンフアン移住地のチームを迎えての大会も開催できるようになった」と、うれしそうに語っていた。
 3月26日は、3カ月に一度行われている親睦(しんぼく)会。今回は特別にサンタクルス市琉球舞踊愛好会やカラオケ愛好会の方たちを招待して行われた。ゲートボール、カラオケ、食事そしてゆんたくを楽しんでいた。
(木内一夫通信員)