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在亜沖縄県人連合会婦人部(玉城由美部長)は22日、ブエノスアイレスの沖縄県人連合会館で第51回敬老会を盛大に開催、約300人が出席した。
始めに玉城部長があいさつ。「先輩たちから受け継がれてきた敬老会も半世紀余りにもなりました」と喜びを語った。新里真一元沖県連会長の音頭で乾杯後、米須清文会長が祝辞を述べた。米須会長は「このアルゼンチンにもない、そして西欧人社会にもない『敬老会』という日本の崇高な催しが続けられていることは、何よりも喜ばしい」と強調した。
最後に、与儀キクさん(96)=北中城村出身=が敬老者を代表して、若々しい声で謝辞を述べ、大きな拍手が会場に鳴り響いた。
あいさつが終わると、折り詰めにして並べられているごちそうに舌鼓を打ちながら、余興に移った。
野村流音楽協会亜国支部と筝曲興陽会亜国支部の嘉例(カリー)の演奏に始まり、子や孫、曾孫たちによる20演目に及ぶ琉舞に、敬老者たちは、うっとりと目を細めて見入っていた。
今回の敬老会では、世代交代が顕著となった。これまでは、敬老者は敬老する人たちより少なかったが、今回からは逆となった。
(新垣善太郎通信員)