【ペルー】県人会会長に島袋氏 関係者ら列席し就任式


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 ペルー沖縄県人会2006年度新会長に選出された島袋フアン氏(54)の就任式が10日行われた。渡邊利夫在ペルー日本国公使兼総領事、谷地房一領事、ビクトル・ガルシア當間憲法裁判所長官、ビクトル西尾ペルー日系人協会会長、フランシス坂田ペルー日系婦人会会長、徳村直子ペルー沖縄婦人会会長など各機関、団体代表に加え、在ペルー市町村会長など多くが出席した。

 就任式は比嘉イサック弁護士の司会で午後8時に始められ、まず05年度会長の真栄城エンリケ氏が去る1月に開催された「沖縄県人ペルー移住100周年祝典」と県人会諸活動に協力、支援した多くの国内外の方々に対しお礼の言葉を述べた。
 続いて、久嵩ミゲル選挙委員長が4月29日に行われた06年度会長選挙の結果を発表。島袋フアン氏の無投票当選の経緯を報告、厳かなうちに会長就任宣誓式が執り行われた。新会長に就任した島袋フアン氏は1951年生まれの2世で沖縄市系。これまで幹事長3期、副会長を経て会長に就任した。また、在ペルー沖縄市郷友会会長、日系総合運動場幹部、エンマヌエル孤児院の会計と地域にも貢献、日系人社会の信望も厚い。
 今年10月に沖縄県で開催される「第4回世界のウチナーンチュ大会」の取り組みに関しては、一人でも多くの方に参加してもらうように働き掛けていくことや、第3回大会と同様に前夜祭パレードへの参加をはじめ、「ペルーの民芸品や特産品の展示即売会、ペルー料理の紹介、ペルー民族舞踊などの紹介も取り組んでいきたい」と抱負を語った。
(赤嶺光弘通信員)