【ボリビア】ママさんバレーに熱気 「サンタクルス」が優勝


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
威力あるスパイクを打ち下ろす玉城ジャネットさん=4月30日、オキナワ第2移住地

 ボリビアのサンタクルスに在住する日系人のチームを対象にした第27回ママさんバレーボール大会が、4月30日にオキナワ第2移住地の体育館で行われた。
 参加したのは、オキナワ移住地から第1地域、第2地域、第3地域の各チーム、サンフアン移住地とサンタクルス市のチームの合計5チーム。選手とともに選手の家族も応援に集まり、体育館は熱気と声援に包まれた。
 試合は6人制、トーナメント方式で行われた。優勝決定戦は、サンタクルスチームとサンフアンチームの戦いとなった。接戦となり、最終セットはジュースにもつれ込んだが、最終的にはサンタクルスチームが制して優勝した。3位は第2地域チーム。
 優勝したサンタクルスチームには、沖縄県系人とそれ以外の日系人が加わっている。他のチームの練習は体育館で行われているが、サンタクルスチームはサンタクルス日本人会館の野外コートで行っており、悪条件を乗り越えての健闘だった。
 サンタクルスチーム選手の活躍の中で、玉城ジャネットさんが目立っていた。彼女は県系2世と結婚したブラジル人。長身から打ち下ろされるスパイクは威力があった。
 昼食は第2地域婦人会が用意した弁当、おやつはカステラやエンパナーダ(チーズ入りパン)などが振る舞われた。(木内一夫通信員)