【フランス】仏上地流空手が創立20年で選手権


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「エイヤー」と参加者全員で演武を披露するフランス上地流空手道協会のメンバーら=フランス・パリ市内エリザベス体育館

 フランス上地流空手道協会(島袋幸信会長)の演武会、選手権大会が、14日、パリ・14区のエリザベス体育館で開かれた。
 これは、仏空手道連盟が、同協会の創立20周年を記念して企画したもので、フランス国内はもとより、ベルギーからも参加者がいた。
 上地流空手道協会はフランス国内に8道場あり、200人の会員がいる。

 選手権大会には、65人が参加した。「大組織の仏空手道連盟が、上地流のためにこの会を企画してくれたのは画期的なこと」と島袋会長は話していた。
 13日には、神奈川県から下地康夫師範、沖縄県から島袋春吉師範を招いてのセミナーも行われた。
 また、6日には、ワールド王修会(知念賢祐会主)の30周年記念式典がパリ郊外のオールネイ・スー・ボワ市で開かれた。
 同式典には、読谷村から空手家が多数参加した。両会とも、在仏日本大使館の山田文比古公使が出席した。
 演武会では、各道場がそれぞれ、技を披露。また、合間に、パリで活躍する三線グループ、かりゆし三線サークルが、琉舞や民謡を演奏し、場内を盛り上げていた。
 選手権の1位は、島袋ツヨシさん。
(又吉喜美枝通信員)