【アメリカ】島根さんが受賞 ウーマン・オブ・ザ・イヤー


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2006年「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたヘリーン島根さん(右)。左は娘のジャネスさん=ホテル・ニューオータニ

 日系市民協会ロサンゼルス・ダウンタウン支部と南加日系婦人会の2006年の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に沖縄県人会理事のヘリーン島根さんが選ばれた。選ばれたのは4人で、7日、ホテル・ニューオータニで表彰式が行われた。
 島根さんの母親の神谷よし子さんは2年前の受賞者で、母と娘が受賞したのは珍しい。
 この表彰式は毎年母の日前後に行われ、日系社会に功績のあった女性を表彰している。今年で44回目。

 今年は日本舞踊、日本語教師、教会の牧師、県人会のボランティア活動などを行っている人が表象された。
 島根さんはハワイ生まれの3世。父親は元沖縄県人会会長で、長年にわたり県人会活動に従事してきた神谷益栄さん(玉城系)、母親のよし子さんは具志川系で共にハワイ帰米2世。ヘリーンさんは中学生のころ、一家で米本土ガーデナ市に移住、ロサンゼルスで大学院を卒業後教職に就いた。その間30年、引退後は県人会のボランティア活動に従事、副会長、県人会秘書、理事、歴史書編集長などの役職を歴任している。
 琉球芸能にも興味を持ち、真境名愛子琉舞道場の門下。最近では照屋勝子師匠の下、孫娘と一緒に琴の練習に励んでいる。
 また、比嘉朝儀前県人会長が4年前に始めた「ウチナーグチ・クラス」の当初からの生徒でもある。
 島根さんは、今回の受賞の祝儀として友人らから寄せられた約1000ドルを県人会のエレベーター建設基金に寄贈した。
(当銘貞夫通信員)