【アメリカ】友好都市提携を協議 糸満市長、レドンドビーチ市訪問


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レドンドビーチ市議会の冒頭でジン市長(前列左)から記念品を贈られる西平糸満市長(中央)=11日、米カリフォルニア州レドンドビーチ市

 糸満市の西平賀雄市長は11日、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のレドンドビーチ市を訪れ、同市のマイク・ジン市長らと会談した。ジン市長からマリンレジャーを主産業とする同市の歴史や開発計画などの説明があった後、友好都市提携の可能性について協議、交流を推進していく方向で意見が一致した。

 市庁舎に到着した西平市長一行は、市議会議員や市職員、商工会議所長らから温かい歓迎を受けた。ジン市長とともに、約1時間、警備艇で港湾を一周。周辺のヨットクラブ施設やホテルを視察した後、特別ゲストとして市議会に招かれ、ジン市長から記念の盾やメダルなどが贈呈された。
 集まった市民らを前に、ジン市長は、ロサンゼルス在住で糸満出身でもある知人の上原民子さんを介して今回の会談が実現したと話し「糸満市とは人口や街の規模など共通点が多く、国際交流やビジネスを通じて相互発展の可能性を追求していきたい」と話した。
 市議会で糸満の魅力をアピールした西平市長は「レドンドビーチ市の係留ヨット数は糸満市の約10倍。学ぶことが多い有意義な訪問だった。同市をモデルに、糸満のヨットハーバーの発展に力を入れたい」と話した。
 同市内のケーブルテレビ局は13日、西平市長が訪れた市議会の模様を放映し、約4万世帯が視聴した。また10日夜、ロサンゼルス在住の糸満出身者ら約30人が集まり一行を歓迎する夕食会がリトル東京で開かれた。
(平安名純代通信員)