【ペルー】歓送会開き3人を激励 スタディー・ツアー


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沖縄県で演じるペルー民族舞踊の衣装を着ける(左から)ジミー新垣さん、ガブリエラ具志堅さん、ダニエラ渡嘉敷さん=ペルー沖縄県人会館

 ペルー沖縄県人会(フアン島袋会長)はこのほど、沖縄県で29日から8月6日までの日程で開催される2006年度ジュニア・スタディー・ツアーに参加が決まった3人と同伴者の歓送会を開いた。同ツアーに選ばれたのはガブリエラ具志堅さん(17)=うるま市系、ダニエラ渡嘉敷さん(16)=名護市系、ジミー新垣さん(17)=中城村系=の3人。

 歓送会ではそれぞれ、ツアーに参加する意気込みを語ってもらった。3人とも異口同音に「祖父母から子供のころ、沖縄のことをよく聞かされた。島は小さいが、海や海岸線が非常に美しく、人情味あふれた暖かい島だと聞いている」と話した。また、祖父の歌や三線を聞き、学校でエイサーなど沖縄の伝統芸能に触れ、興味を持つようになったという。
 23日の出発までに、沖縄で演じるペルーのクスコ地方の民族舞踊「マリーチャ」の練習と、沖縄の習慣等の予備知識習得に余念がない。同ツアーにはアントニオ譜久原氏が同伴することになっている。
 01年の第3回世界のウチナーンチュ大会のプレ・イベントとして開催された「ジュニア・スタディー・ツアー」は、海外から招待された同年代の県系人子弟たちが寝食を共にしながら県内各地を回り、沖縄の歴史、文化、自然、平和など体験学習を通して、それぞれのアイデンティティーを高めるのが狙い。今年で6回目。(赤嶺光弘通信員)