【フランス】高安さん表紙飾る パリで活躍、県出身空手道家


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県出身の空手道家、高安武美さんが表紙を飾った月刊誌「KARATE―Bushido」5月号

 「ターッツ」という声が聞こえてきそうな写真だ。その声を発しているのは、県出身でパリで活躍する空手道家の高安武美さん(56)。格闘技全般を取り扱っている月刊誌「KARATE―Bushido」の5月号の表紙を飾った。
 この号では、武道における「急所を使っての攻めと回復」を特集。高安さんは、自身の流派である上地流の教えから、急所を襲われたときの防御、相手の急所を攻めるときの安全な技を写真を使って説明している。
 別のページでは空手の実践ガイドとして、手のひらを使っての攻め方を連続写真を使って紹介。また、県出身の古武道家の安谷屋政助さん(57)は、「えーく」(櫂(かい))を使っての技を披露している。
 編集後記で、高安さんのことを「彼はその控えめで、優しく良識のある性格に、戦う芸術(空手)の中の高い優れた技術をうまく調和させている。本当の偉大な名人だ」と絶賛している。
(又吉喜美枝通信員)