【ロサンゼルス】県人会がエイサー披露 日系人2世週日本祭


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「2世週日本祭・パレード」で勇壮なエイサーを披露する北米沖縄県人会=13日、ロサンゼルス市のリトル東京

 南カリフォルニア地域の日系人最大のイベント「第66回2世週日本祭」が12日、開幕した。ロサンゼルス地域の日系人の親睦(しんぼく)と人種間の友愛、リトル東京のビジネスの活性化が目的。「コロネーションボール―2世週日本祭女王の選出」に始まり、20日までの8日間にわたり、さまざまな行事が開催された。
 2日目の13日に行われた「2世週日本祭・パレード」は72団体が参加。沖縄県人会芸能部(石原春雄部長)も「エイサードー音頭」で沖縄色の衣装も鮮やかに、ヤングオキナワンズと一緒に100人が行進した。
 芸能部がパレードに参加し始めたのは約15年前。真境名愛子、宮城能松、与那嶺恵子、新垣幸子さんら琉球舞踊研究所の師範の指導の下に、その門下生らが中心となった。
 2世週日本祭は大戦中に日系人が強制立ち退きを強いられた2、3年を除いて70年近い歴史を持つ。「新1世」が移住している事情もあるだろうが、「2世」という表現は日系人にとって一種のノスタルジア的意味合いが込められている。
(当銘貞夫通信員)