【ロサンゼルス】勇壮な舞に観衆沸く シマブクロさん準ミスに


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パレードのハイライトを飾ったファースト・プリンセスのシマブクロさん

 エイサーで沖縄の存在感をアピール―。南カリフォルニア日系社会最大の夏の風物詩「2世週日本祭」のパレードで、初めてエイサーが披露された。勇壮な舞に、沿道に詰め掛けた約5000人の観衆は沸いた。
 北米沖縄県人会芸能部は、パレードのテーマでもある2世週祭音頭で毎年参加していたが、「沖縄の祭りといえばやはりエイサー。ロサンゼルスの人々にも紹介したい」と、エイサーを取り入れた。
 パーランクー片手に、威勢よい掛け声を飛ばしながら一糸乱れず行進する姿に、初めてエイサーを目にするロサンゼルス市民らは口々に「ビューティフル」と声援を送っていた。
 「仕事が映画製作関係なので、勉強になればと思って来た」と話すクリスティー・ローブさん。「創造的なエネルギーを感じさせるエイサーの衣装を見るのは初めて。素晴らしい感性」と興奮気味に語った。石原春雄芸能部長は「短期間の練習だったが、まとまった出来栄え。炎天下の中、よく頑張った」と参加者らの労をねぎらっていた。
 また、パレードの前日に開催された2006年度の南加日系社会のミスを決めるコンテスト「コロネーション」では、沖縄系3世のリサ・エミ・シマブクロさん(24)=タスティン市在住=が準ミスにあたる「ファースト・プリンセス」に選出された。着物姿で登場したシマブクロさんらは約2時間に及んだパレードのハイライトを飾った。
 (平安名純代通信員)