【ロサンゼルス】軽妙語りで沖縄発信 ラジオ「ハイサイ―」好評


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沖縄情報を伝える「ハイサイウチナー」の放送スタジオで(左から)DJの山川さんと比嘉朝儀さん、佐伯和代ディレクター

 ロサンゼルス地域で24時間、日本語のラジオ放送を行っているTeam Japan Station(TJS)では、2003年の開局以来、中城村出身で前北米県人会長の比嘉朝儀さんを迎え、沖縄情報バラエティー番組「ハイサイ・ウチナー」を毎週土曜日、日曜日、午前11時半から正午までの30分間、放送している。
 番組では、沖縄に関するトピックを挙げ、比嘉さんの監修の下、TJSの山川恒平社長が自らDJを務め、佐伯和代キャスターがディレクターとして、番組の進行を担当している。
 番組の最初に、比嘉さんが日系コミュニティーの諸行事情報について話し、続いて沖縄に関するトピックを挙げ、楽しく面白く紹介。沖縄の歴史や文化、伝統芸能、風俗習慣、生活様式、食文化などについても伝えている。また、ラジオでは沖縄出身歌手の曲も放送。ビギンや夏川りみ、ディアマンテス、沖縄民謡なども織り交ぜて歌の解説をしている。比嘉さんのウチナーグチなまりの個性豊かな独特のおしゃべりとDJの山川さんの愉快な進行で、好評を博している。
 「ハイサイ ウチナー」では、2日に「神々の島々の斎場御嶽と久高島」について、9日には123回目を数える「ハワイウチナーンチュと沖縄とのユイマール」について放送。インタビューや再放送を合わせて、これまで400回余にわたって放送されている。
 今年に入ってからは、第4回世界のウチナーンチュ大会に関する情報を12回シリーズで取り上げ、大会への参加を呼び掛けている。比嘉さんは「沖縄県人会やアメリカに住む沖縄県系人、そして沖縄のイメージアップにつながれば」と話している。
 比嘉さんは現在、北米沖縄県人会の理事・アドバイザー、南加県人会協議会の書記と会報「幾山河」の編集をしている。数々の要職をこなしながらウチナーグチクラスの講師を務め、「ハイサイ ウチナー」番組も担当している。
(当銘貞夫通信員)