【ペルー】赤嶺さん会長に選出 日系婦人会


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2006年度会長に選出された(右から)赤嶺貴子さん、副会長の深沢アンへリカさん、幹事長の比嘉エレナさん、会計の岡オルガさん=9月22日、婦人会サロン

 ペルー日系婦人団体の中枢機関である日系婦人会の2006年度会長・3役選挙が9月22日、ペルー日系人協会神内ビル5階の婦人会サロンに112人の地区評議員が出席して行われた。

 選挙は、まず、地区評議員の投票による会長選出から始まり、現副会長の赤嶺(旧姓呉屋)貴子さんが109票を獲得して新会長に選ばれた。引き続き行われた副会長選挙では、現幹事長の深沢アンへリカさんと我那覇郁子さんとの投票となり、小差で深沢アンへリカさんに軍配が上がった。また、幹事長選挙では、比嘉エレナさんが圧倒的多数で選出され、会計選挙では岡オルガさんが選ばれた。
 第52代会長に選出された赤嶺さんは、那覇市出身、那覇高校20期卒業生で、31年前、夫、2人の息子とペルーへ移住。現在、2人の息子も結婚し、2人の孫にも恵まれ幸せな日々を送っている。日系婦人会で活動を始めたのは10年前。これまで日本語書記、幹事長、副会長を歴任。一方、日系人協会日本語普及部で日本語の教師を25年間勤める傍ら日本語教師会会長を2期務め、また神内高齢者福祉センターで長年ボランティア活動に従事している。
 1955年8月、幾多の困難と試練を乗り越えて発足したペルー日系婦人会は初代会長に丸山貞子さんを選出、婦人会相互の親睦(しんぼく)と融和、女性の地位の向上と社会福祉事業への協力をモットーに掲げ、今日まで着実に歩み続けてきた。
(赤嶺光弘通信員)