【ペルー】名桜大実習団、リマで交流


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県人会と交流を深めた名桜大中南米実習団=県人会館

 9月15日、ブラジル、アルゼンチンでの現地実習を終え、リマ入りした名桜大学国際文化学科(団長・瀬名波栄喜学長、引率・住江淳司助教授)一行23人がペルー沖縄県人会(島袋ファン会長)との交流を深めるため県人会館を訪れた。

 元気にリマ入りした一行は、その足で旧リマ市内を観光した後、県人会との交流会に臨んだ。
 交流会には、来賓として在リマ日本総領事館の谷地房一領事、ビクトル西尾日系人協会長、ルイス前園リマ国立農業大学学長、メルセデス・ノリエガ日系ウニオン校校長、パシフィック大学前学長ハビエル・ペレツ・ロドリゲス博士ほか県人会顧問、婦人会役員、相談役、在ペルー市町村代表らも顔を見せ、温かく一行を迎えた。
 席上、名桜大学開学10周年を記念して、これまで名桜大学の教育・研究活動に尽力してきたペルー関係者12人に学校法人名護総合学園(比嘉鉄也理事長)の感謝状が瀬名波学長から手渡された。
 一行は学術交流協定を結んでいるパシフィック大学や、ウニオン日系校を訪問、在校生から熱烈な歓迎を受けた後、ウニオン校生と学生との交流会に移った。大学側からは学生たちが準備してきた沖縄独特の棒術やエイサー踊り、またウニオン校側のペルー民族舞踊と、沖縄とペルーの違ったそれぞれの文化を紹介し交流を深め合った。
 これまで、ペルーからの名桜大学留学生としてイサック比嘉さんとカロラ山仁端さん、今年は照喜名重邦さんが招聘(しょうへい)されている。(赤嶺光弘通信員)