【アメリカ】新役員らが再出発祝う 北米県人会婦人部


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2005年の婦人部役員ら。右から3人目が呉屋部長=ガーデナ市の県人会館

 北米沖縄県人会(当銘貞夫会長)は4月24日、ガーデナ市の県人会館で婦人部親ぼく会を催した。1954年に設立後、同県人会の中枢を担う存在として幅広い活動を展開してきた婦人部だが、会員の高齢化などで活動を停止。9年ぶりとなった親ぼく会には、呉屋君子新婦人部長の下、新しく入会したメンバーら約100人が参加し、船出を盛大に祝った。

 司会を務めたのは、新垣喜久さん。当銘会長の祝辞に続いて、比嘉朝儀前会長が歴代婦人部長を紹介。56年から59年まで、2代目部長を務めていた天願幸子さんが、「婦人部は信念の固いウチナーンチュ女性たちの集まり。これからますます楽しみが増える」と支援の言葉を贈った。
 ランチに続いて行われた余興の部では、琉球舞踊や民謡などの出し物に続いて、Tシャツで鉢巻きを締めた勇ましい格好の婦人部メンバーらが「ミルクムナリ」の曲に合わせて健康体操を披露。来場者も総立ちで体を動かし、掛け声も飛ぶほどのにぎわいを見せた。
 呉屋部長は「運営を活性化させるためには、やはり具体的な活動計画を立てることから」と、料理教室やクラフトクラス、着物の着付け教室、小旅行、エイサー踊りの練習など、1月に立てた年間スケジュールを実践している。「ペルーからの来訪者を迎えるために、ウムクジ天ぷら料理を作った時には懐かしい味が大好評だった」と話した。
 当銘会長は「婦人部は、県人会が拡大していく過程で非常に貢献した。これまでの活動に敬意を表するため、今回、壁に歴代部長の写真を新しく展示した。呉屋新部長を中心に活性化を図ってほしい」と期待を示した。
 2005年度役員は次の通り。(敬称略)

▽顧問=安里エセル
▽部長=呉屋君子
▽副部長=モーリス恵子、島美恵子
▽書記=島根ヘレン
▽会計=犠保シャーロット、赤嶺トミ子
▽料理クラス=安里エセル
▽クラフト・クラス=島根ヘレン
 (平安名純代通信員)