【アメリカ】糸満女性30人が初訪米 レドンドビーチ市で交流


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レドンドビーチ市のマイク・ジン市長(後列左から6人目)と記念撮影する参加者ら

 糸満市の女性約30人が21日、同市と友好都市提携の協議を進めているカリフォルニア州ロサンゼルス近郊のレドンドビーチ市を訪問した。マイク・ジン市長や市議会議員らは、糸満市から初めて訪れた市民団を温かく歓迎した。
 同ツアーは、西平賀雄糸満市長が7月に初めて同市を訪問したのを機に、市民らの間にレドンドビーチ市を訪問してみたいという声が高まったのを受け、同市出身者が経営する旅行社(本社ロサンゼルス市)が企画。参加者全員、アメリカへの旅行は初めてだ。
 参加者らは、21日、市内で催された夕食会でジン市長を囲み、身ぶり手ぶりで同市への訪問が実現した喜びを伝え、中には市長の手を取ってカチャーシーを踊りだす者も。ジン市長は「明るく楽しい方たちばかりで糸満市のにぎやかさが伝わってきた。こうした市民間の交流の機会を増やしていけるよう、ぜひ近いうちに糸満市を訪問したい」と語った。
 22日には北米沖縄県人会が歓迎会を開催。婦人部の会員を中心に、参加した約120人がエイサーやカチャーシーで交流を深めた。あいさつをした糸満市在住の金城好子さんは「初めてのアメリカで、ロサンゼルスのウチナーンチュの皆さんから盛大なおもてなしを受け、みんな大感激している」と語った。
 レドンドビーチ市は23日、一行を市庁舎へ招待し、市議会や警察署などの諸施設を案内し、現在、進行しているヨットハーバー開発計画なども説明した。シニア向け住宅建設案の説明では、熱心に耳を傾け、図案に見入っていた参加者らから、シニアの住環境や暮らしやすさに関する質問が次々と飛び出した。
(平安名純代通信員)