【ボリビア赤ちゃんの健康診断 未就学児ら身体測定も


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第20回すこやか赤ちゃんデーに参加した親子ら=オキナワ日ボ協会文化会館

 オキナワ移住地連合婦人会主催の第20回すこやか赤ちゃんデーが、10月26日にオキナワ日ボ協会文化会館を会場に行われた。以前は赤ちゃんコンテストとして行われていた。現在は、将来を担う子供たちの健康と幸せを願うことを目的として行われている。
 対象となる子供たちは、3カ月から15カ月の赤ちゃん4人と未就学児・園児83人。今回は、4人の赤ちゃんと約50人の未就学児・園児たちとその母親が集まった。
 最初に健康診断が行われた。3カ月から15カ月の赤ちゃんは医師が検診をした。未就学児・園児は身長と体重の測定が行われた。小さな子供たちの中には、何をされるのか恐れて、なかなか体重計や身長測定のための台の上に乗ることができない子供も多かった。
 ご褒美の風船につられたり、ほかの子が済ませるのを見て怖くないことを確認して、皆、測定を済ませた。検診の記録は母親に渡された。その後、母親は心理学者の具志堅みどり氏の講話を聞いた。家庭におけるしつけの重要性を強調する内容に耳を傾けていた。
 診察に当たった知花賢昌医師は、移住地の乳幼児を取り巻く状況として、15カ月から就学までの期間の子供たちを対象にした健康診断の機会がないこと、そして出生児の減少(昨年の対象となった3カ月から15カ月の赤ちゃんは9人)などを指摘していた。
(木内一夫通信員)