【ペルー】日本文化週間で沖縄県人会が獅子舞など披露


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(上)「谷茶前」を踊る沖縄婦人会演芸部(下)日秘劇場で開かれた郷土芸能フェスティバルで獅子舞を披露する沖縄県人会

 11月3日、日本の文化の日にちなんで、日本の文化を紹介しようと日本文化週間(日系人協会主催、在ペルー日本国大使館後援)が日秘文化会館を主会場に11日までの日程で開かれた。沖縄県人会から「谷茶前」や獅子舞が披露された。

 3日の開会式を前に10月29日にプレ・イベントとして催された日本歌謡祭りには、舞台となった日秘大劇場に満員の聴衆が詰め掛け大盛況を呈した。また30日にはアンへリカ佐々木さんによる日本料理講習会、31日に日本留学に関する説明会、11月2日にベナシオ新木さんの絵画展示会が開かれた。
 3日の開会セレモニーにはビクトル西尾日系人協会長をはじめ、石田仁宏在ペルー日本国特命全権大使、渡邊利夫公使兼総領事、谷地房一領事、赤嶺貴子日系婦人会長、フアン島袋沖縄県人会長ほか在ペルーの各都府県人会長、ならびに各団体代表らが招かれた。開会のセレモニーで、石田大使は「ペルー日系社会の中で、このように日本の文化と伝統が幅広く紹介されることによって、ますます日秘友好のきずなが強固なものになっていくものと確信しております」と述べた後、主催した日系人協会の関係者の労をたたえ、「日秘友好親善のため、このようなイベントをいつまでも続けていってほしい」と締めくくった。セレモニーに続き、第2部では城之内みさ指揮による国立交響楽団のコンサートが開かれ、詰め掛けた満員の招待客を魅了した。
 11日までの期間中、日系児童対象の「日本の昔話」と「皆で遊ぼう」のお遊戯会、大使杯囲碁大会、日本料理フェスティバル、各県人会による郷土芸能フェスティバルなど多彩なプログラムが繰り広げられた。
(赤嶺光弘通信員)