【ペルー】満員の聴衆が拍手 移住100周年ピアノ演奏会


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県人移住100周年記念ピアノ演奏会終了後、記念写真に収まる島崎先生と門下生たち=日秘文化会館大ホール

 今年で県人移住100周年を迎えたペルー沖縄県人会(フアン島袋会長)は、フリア島崎・伊波さんの児童ピアノ教室の後援で、11月12日、日秘文化会館大ホールでピアノ演奏会を開いた。
 演奏会は2部構成で、1部は5歳から11歳までの児童15人による、ペルー民謡や沖縄民謡の「芭蕉布」「ゆうなの花」「はいさいオジさん」など、低学年児童の軽快な演奏が会場に流れると、詰め掛けた満員の聴衆から大きな拍手が送られた。
 第2部は11歳から14歳までの高学年児童生徒12人による「涙そうそう」や「島んちゅぬ宝」「島唄」「花」など、ペルーの若者たちにも大いに人気のある最新ヒットの沖縄メロディーが次々と演奏された。
 島崎ピアノ教室が開設されたのは1972年で、現在週1回、4歳から14歳までの子供たち35人がレッスンを受けている。これまでに同教室を巣立った子供の数は1400人に上っている。
 演奏会終了後、エンリケ真栄城100周年実行委員長からフリア島崎先生に、これまでの功績と県人移住100周年記念事業への協力に対し記念品と感謝状が贈られた。
(赤嶺光弘通信員)