【アメリカ】世界空手 新城3きょうだいV


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素晴らしい成績を収め、メダルを胸にした(左から)ブランドン、アシュリー、アントニー新城3きょうだい=ドイツのハノーバー

 第5回世界空手連盟主催ジュニア選手権とワールドカップ選手権大会(少年の部)が10月20日から22日までドイツのハノーバーで開催され、県系の3人のきょうだいが優勝や2位に入るなど快挙を成し遂げた。
 20カ国、48連盟から1200人の参加者、80人のコーチ、70人のレフェリーのもと挙行された大きな大会だったと北米県人会マーシャルアーツ部長で元サンディエゴ沖縄県人会長の新城友弘さん(52)=名護市出身=から報告があった。
 新城さんによると、ジュニア部門で米国は10個の金、4個の銀、7個の銅とメダル獲得数でトップだった。米国は44人で編成。その中で、ブランドン・友嗣・新城君(18)、アシュリー・美弥・新城さん(16)、アントニー・ムツオ・新城君(16)のきょうだいが闘志を燃やして頑張った。アシュリーさんとアントニー君は双生児。
 ブランドン君は2004年に15歳―17歳部門組手で優勝、今年は同じく組手の18歳―20歳部門で優勝した。アシュリーさんは組手で優勝、型で2位、アントニー君は惜しくも型でチームメートに続く2位だった。
 3人きょうだいは新城友弘さんとタミーさん夫婦の子供。友弘さんは1984年に劉衛流空手道場をオープン。子供を皆5歳から自分の道場で指導している。今回の快挙に友弘さんは「早朝からの練習、チームの結び合い、友愛の心で人に接するように指導してきたことが実ったのでは」と話した。(当銘貞夫通信員)