【宮古島】宮古島市や市内の事業者などが連携し、小型の電気自動車(EV)の製作と事業化の可能性について探る、市小型電気自動車事業化モデル実証事業の試作車が1日、市平良の自動車整備工場「エコピット」で披露された。
下地敏彦市長をはじめ、多くの関係者が試乗して乗り心地を確かめた。市小型EV製作協議会では、14年度にオリジナル車の製作を目指す。
この事業は、スマートエネルギーアイランド基盤構築事業の一環として実施されており、2012年度から14年度までの3年間行われる。
試作車は1人乗り。県金型技術研究センターなどが11年にうるま市で製造した小型EVを参考に、今回は骨組みが組み立てられた。2月中に第2回同市小型EV製作協議会を開き、試作車のボディーデザインなどを決定する予定。
試作車は、モーターとバッテリー以外は全て県内製の材料を使っている。組み立ては経験のあるものづくりネットワーク沖縄が中心に行ったが、試作車を解体し、地元の自動車整備事業者のみで再度組み立てることでノウハウ蓄積を図る。
下地市長は「オリジナル車を製作して、県外、国外に輸出するような大きな夢を持ちたい」と話した。