【ペルー】新会長就任式典を開催 移住100周年向け始動


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移住100周年に向け取り組むことになった2005年度新役員=県人会館

 ペルー沖縄県人会は四月二十九日、先の総会で本年度の新会長に選出されたエンリケ真栄城氏の会長就任式を県人会館・西銘順治大ホールで開催した。式には渡邊利夫在ペルー日本国公使兼総領事、アウグスト岩本日系人協会会長、比嘉邦子日系婦人会会長、ペドロ原田AELU会長、照屋光子ペルー沖縄婦人会会長ら、日系団体・機関代表らが列席した。

 セレモニーは、まずミゲル屋宜選挙管理委員長が「圧倒的獲得票で真栄城氏が新会長に選出された」と四月十七日の総会での経緯を報告。続いてマヌエル比嘉前会長が、昨年度の会員の活動協力に感謝のあいさつをした。
 そのあと、真栄城新会長の宣誓式がミゲル屋宜選挙管理委員長によって厳かに執り行われた。これによって来年一月二十七日から三日間開催される「沖縄県人ペルー移住百周年、県人会創立九十五周年式典」に向けての新体制が誕生し、本格的に始動することになった。
 宣誓式の後、真栄城県人会長兼百周年実行委員長は「百周年記念式典は五万人余の在ペルーウチナーンチュの総力を挙げて取り組まなければなりません。残すところ八カ月余り。一枚岩となってがっちり協力し合って頑張っていきましょう」と会員らに協力を求めた。さらに「在ペルーウチナーンチュはもとより、母県のウチナーンチュや近隣諸国のウチナーンチュと世紀の祝典を共に祝いましょう」と呼び掛けた。
 一方、式典のプレイベントとして二十五、二十六日に開催される「第十回WUB世界大会インペルー」にも触れ、県人会として協力していくことを約束した。
 新会長就任あいさつの後、渡邊公使兼総領事の乾杯の音頭で、出席者全員で「サルー(乾杯)」。真栄城新体制の門出を祝った。
 会長以下新役員は次の通り。
▽会長 エンリケ真栄城
▽副会長 マヌエル比嘉
▽幹事長 デイノ安仁屋
▽日本語書記 アイミ仲田
▽会計 フェルナンド親泊
▽文化部長 ルイス玉本
▽教育部長 マヌエル仲地
▽運動部長 ミゲル古波津
▽援護福祉部長 クリステイーナ島袋
▽渉外部長 ルイス嵩原
▽特別行事部長 アキラ太田
▽広報部長 フランシスコ城田
▽監査 上原良和、玉城正一、仲田幸弘、アウグスト池宮城、ミゲル久高
(赤嶺光弘通信員)