音色豊かに弦楽の調べ 宮古島市で指導者協会公演


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
最後に約400人が登壇し演奏を披露した日本弦楽指導者協会第71回全国大会のコンサートの演奏者たち=3月31日、宮古島市のマティダ市民劇場

 日本弦楽指導者協会第71回全国大会(同協会県支部主催、宮古島市、宮古島市教育委員会、琉球新報社共催)メーンのコンサートが3月31日、宮古島市のマティダ市民劇場で開かれた。

全国から集まった同会会員のほか、地元の子どもたちも賛助出演し、味わい豊かな弦楽の調べを繰り広げ、訪れた約800人の市民を魅了した。
 コンサートで披露された約20曲のうち、県内から参加したアンサンブルてぃだは、伊良部島に伝わる恋歌「伊良部トーガニ」を演奏。素朴で温かな音色を響かせた。最後にはプロの弦楽奏者のほか、宮古高吹奏楽部や市内の児童生徒でつくる合唱団ら400人が登壇し、エルガー作曲の「威風堂々第1番」を披露。華々しくはつらつとした演奏に、客席から盛大な歓声が送られた。
 市内から訪れた保良妙子さん(35)は「宮古ではなかなか聞けない演奏会だった。音楽のパワーを感じた。地元の子どもたちも一緒に演奏し、いい経験になったと思う」と喜んだ。