【ペルー】心は既に沖縄へ/ジュニア・ツアーに亀甲君と仲里さん決定


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ジュニア・スタディー・ツアーへの参加が決まった亀甲たけし君(右)と仲里エミさん

 今年で5回目を迎えたジュニア・スタディー・ツアー(開催期間7月14―27日)に今年も2人のジュニアが派遣されることになった。
 ペルー沖縄県人会ではこのほど、日系新聞紙上でツアー参加希望者を募った結果、24人の応募者があり、その中から亀甲たけし君(18)=糸満市系=と仲里エミさん(16)=本部町系=を本年度のジュニアに決定した。亀甲君はギター演奏が趣味で、仲里さんはバレーボールや水泳など、スポーツに興味を持っている。2人とも非常に明るい性格の持ち主だ。
 このツアーは、2001年の第3回世界のウチナーンチュ大会のプレイベントとして始められた。海外と国内外の同年代のジュニアたちを一同に招待し、ツアーやホームステイを通して交流を深めるとともに、沖縄の歴史、文化、自然、平和など体験学習を通して理解を深め、ウチナーンチュとしてのアイデンティティーを高めるのが狙い。
 これまで、ツアーを体験してきたジュニアたちは、帰国後、県人会の諸活動に積極的に参加、より以上に日本語や沖縄の文化に興味を持ち、県人会学習塾で勉強しながら将来の県費留学生を目指して頑張っている人もいる。
 今年の引率者は安座間パトリシアさん(北中城村系)に決まった。両ジュニアともツアー期間中、ペルー民族舞踊を披露するため特訓を受けているが、心はもう既に沖縄にある。
 (赤嶺光弘通信員)