【アルゼンチン】伊野波さんを沖県連に派遣


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JICAから派遣された伊野波瞳子さん(左から2人目)と、歓迎式に出席した米須清文沖県連会長(左端)、仲宗根正本部町人会長(左から3人目)=県人会館

 JICA(国際協力機構)を通じてこのほど、新しい文化活動コーディネーターとして沖縄から伊野波瞳子さんが在亜沖縄県人連合会(米須清文会長)へ派遣されてきた。沖県連としては事務職員を希望していたが、JICAの方策が変更され、事務職員の派遣がなくなったということで、文化活動コーディネーターとしての派遣となった。それでも、本人の承諾を得て文化活動の合間に、一般事務もやってくれるとのことで、会長をはじめ理事らも喜んでいる。

 就任したのは7月4日で約1カ月になる。沖県連はこのほど、伊野波さんの歓迎会を会館2階で盛大に開催。歓迎会では米須会長や仲宗根正本部町人会長の歓迎の言葉に続いて県人会元会長の饒平名知秀氏の音頭で乾杯してすき焼き会に移った。伊野波さんの父親が本部町出身ということで親せきもおり、本部町人会員も大勢詰め掛けた。
 伊野波さんは2003年に名桜大学の現地実習生としてアルゼンチンに来ている。そのとき、アルゼンチンが気に入り、今回希望して来たとのこと。文化活動については、「10月に沖県連で文化活動の発表会があるので、このときどういうものか見極めてから、始めたいと思う」とあいさつの中で述べた。
 (新垣善太郎通信員)