【ハワイ】仲宗根さんらに功労賞/レガシーアワード


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レガシーアワードで功労賞を贈られた人たち

 ハワイ沖縄連合会主催の2005年レガシーアワードが、8月21日ワイキキのシュラトンホテルで開催された。同イベントは、沖縄伝統文化の保存、継承そしてハワイにおいての沖縄県系人の地位向上、社会に貢献した功績をたたえる功労賞授賞式で、開催は今回で2回目。式では琉球舞踊や歌などが披露され、多くの関係者が受賞者を祝福した。

 午前9時半から会場外では、寄付で集められたさまざまな商品が並び、サイレントオークションが開かれた。11時オープンの会場は受賞者の家族、友人、そしてハワイ沖縄連合会メンバーら約650人で満席。ハワイ沖縄会館の宮平ウェイン専務理事の司会で、ミーフィハネマン、ホノルル市長あいさつでプログラムはスタートした。
 これまでハワイの沖縄社会を大きく支えてきた功労者を、ハワイ沖縄連合会の古波蔵ロッドニー会長が紹介した。その後それぞれ約15分の映像が披露された。
 フィルムでは本人へインタビュー、そして家族や友人からの思い出話、懐かしい写真を交え、これまでどのように地域社会へ貢献してきたかが紹介された。どのフィルムにも、貴重な数々の記録が収められ、人々に感動を与えた。
 受賞した功労者は、沖縄伝統芸能継承に貢献する仲宗根リン芳子氏、真鏡名由乃仲宗根氏、スーパーマーケット経営者、照屋ウォレスタケシ氏(故人)、家族経営雑貨店で知られる新川善繁、ツルさん夫妻(共に故人)、新川家一族、そしてハワイで最も有名なレストラン、ジッピーズ経営者の比嘉チャールズ、比嘉フランシス(故人)氏兄弟。古波蔵会長から一人一人に、功労賞が贈呈された。余興は、琉球舞踊や歌、そしてピアノ、弦楽器の演奏など各受賞者と家族のリクエストによって披露された。
 フィナーレでは、ハワイエイサー親友会によるエイサー、全員のカチャーシーでお祝いをした。
 (名護千賀子通信員)