【ペルー】盛大に創立7周年祝う/ペルー県人会貯蓄組合


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フェルナンド仲宗根組合長(前列左から3人目)を囲む、貯蓄組合創立7周年祝い出席者

 ペルー沖縄県人会傘下の貯蓄組合(AOP COOP、フェルナンド仲宗根組合長)はこのほど、ヘススマリア区ブラジル大通り13街のノリ・センターにアウグスト岩本ペルー日系人協会長、エンリケ真栄城ペルー沖縄県人会長、照屋光子ペルー沖縄婦人会長、在ペルー市町村人会長ら200人近い組合員を招いて創立7周年を盛大に祝った。
 貯蓄組合は1998年、県人会傘下で発足して以来2年の歳月をかけ、2000年に正規に日秘文化会館内に店舗をオープンさせた。初年度の加入組合員が300人、貯金高22万1000ドル、貸付金7万ドルでスタート。本年度は8月現在で組合員827人、預金高125万ドル、貸付金70万ドルに達し、組合は着実に成長している。

 祝賀会では、まずペルー貯蓄組合法全般に関する定義委員会・検査官のマキシモ・ロドギイレス氏による記念講演が行われ、出席した組合員の関心を集めた。
 引き続き、貯蓄組合の市場開発担当のアルトウーロ屋良氏による、組合の新規サービス事業が詳しく紹介された。預金高の大幅な増加に伴った貸付金の問題などを、画像を駆使して分かりやすく説明し、組合員も納得した表情だった。
 来賓祝辞の後、あいさつした仲宗根組合長は「ようやく創立7年を迎えて、明るい兆候が見えてきた貯蓄組合だが、今後とも組合員のますますのご協力、ご支援をお願いする」と協力を呼び掛けた。真栄城県人会長の、貯蓄組合の発展を願った乾杯の音頭で食事に移り、組合員相互の歓談の後、成功裏に宴は幕を閉じた。(赤嶺光弘通信員)