【ペルー】沖縄ブースの料理好評/多彩に「日本文化週間」


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郷土料理フェスティバル会場の沖縄ブースで郷土料理を紹介・販売したペルー沖縄婦人会のメンバー

 日本の「文化の日」にちなんで、日本文化を紹介しようと日系人協会主催、在ペルー日本国大使館・ウニオン運動場(AELU)協会後援で、日本文化週間が日秘文化会館をメーン会場に3日から12日までの日程で華々しく行われた。
 3日の開幕式の舞台となった日秘文化会館内の日秘大劇場には、アウグスト岩本日系人協会長はもとより、石田仁宏在ペルー日本国特命全権大使、谷地房一領事、ペドロ原田AELU協会長、在ペルーの各都府県会長、各団体代表らが招かれた。

 開会セレモニーで、今回初めて文化週間に出席した石田大使は「このように日本の文化が幅広く紹介されることによって、ますます日秘友好のきずなが強固なものになっていく」と語った。セレモニーに続き、第二部では日系を代表する歌手による日本のメロディーの数々が紹介され、詰め掛けた会場いっぱいの聴衆を魅了した。
 その日公表された12日までのプログラムによると、ペルー裏千家淡交会による「茶の湯」や、盆栽、陶芸の展示・紹介展、子供向けの「日本の昔話」、日本のギター奏者による日本のメロディー演奏会など多彩。
 6日の各県人会による郷土料理フェスティバルでは、特に沖縄ブースが大好評。沖縄そばや足テビチ、イナムルチ、サーターアンダギー、ナントゥーなどが紹介され、あっという間に完売となった。
(赤嶺光弘通信員)