「妊娠は病気じゃない」の本当の意味は…妹のお産に立ち会って思ったこと(出産エピソードその2) ☆えくぼママの沖縄子育て☆

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こんにちは。沖縄の子育てを応援するNPO法人「たいようのえくぼ」の、えくぼママライターです♪ 前回は自分の出産経験について振り返りました。

私の出産エピソード〜「フリースタイル」計画から緊急帝王切開に ☆えくぼママの沖縄子育て☆
https://ryukyushimpo.jp/style/article/entry-773178.html

今回は最近(2018年7月)出産した妹のお産を通して感じたことをお伝えします。




妹が沖縄での出産することに



妹は普段、沖縄県外に住んでいるのですが、私が出産した沖縄の産婦人科クリニックで産むことになりました。というのも実家の母は出産や産後の手伝いをするのが難しいからです。

たった一人の妹の初めてのお産! 姉としては全面的にサポートしたい!! そんなこんなで、妹は出産までしばらく我が家に滞在することに。

妹の旦那さんも出産予定日の1週間前から仕事の休みが認められ、産まれるまでは有給休暇、生まれた日から約2カ月は育児休業を取得することになり、ずっと一緒に居られることになりました。

(妹の旦那さんは普段、夜中に帰って来るほどの多忙さで有給も全然取れないそうですが、出産は夫婦の人生にとって一大事ですからね。旦那さんの決断はもちろん、職場の理解に感動です! これが当たり前の世の中になってほしいですね〜。)
 



1週間かけて出産!!



出産予定日を過ぎて「陣痛が始まったかな?」と産院へ向かった妹。

が、「波がバラバラなので本陣痛ではなく、前駆陣痛でしょう」ということで、「産院で陣痛にとらわれているより気分転換した方がいいね」ということで、その日はみんなで宮城島や浜比嘉島に遊びに行きました。

前駆陣痛は本陣痛の前段階と言われ、陣痛の間隔や痛みがバラバラで、子宮口がまだ開く状態ではない痛みのことを言うそうです。

たいていは数時間くらいで治まるもの・・・だそうですが、妹はこのまま前駆陣痛が数日間も続きました。夜が特に痛くなるようであまり眠れず、食欲も落ちてきて、脱水症状も出てきたので点滴をしながら陣痛促進剤を使うことになりました。

妹の希望で、旦那さんと一緒に私も立ち会うことに。促進剤で陣痛を起こして数時間。破水もしましたが、子宮口は出産できる状態の「全開」には至らず、体力も落ちきたため、この日は促進剤を中断して身体を少し休めることになりました。

…と中断することが決まって間もなく、自然陣痛の本陣痛がスタート!

そして、数時間…。
赤ちゃんはとにかく元気なのですが、母体の体力が限界となり陣痛が遠のいてしまい、もう一度促進剤を使用することに。そこから、さらに2時間!

ついに!! 産まれてきてくれました〜。



感動の出産&家族のひととき



赤ちゃんはすぐにお母さんの胸元でカンガルーケア。その間、医師、助産師さんが3人がかりで赤ちゃんのバイタルをチェック。へその緒はまだ繋がったまま。胎盤が出てきてからのカットとなりました。

母子ともに問題がないこと、赤ちゃんが初乳をちゃんと飲んだことを確認すると、医師と助産師さんは母子にバイタルをチェックする機器を取りつけ、いったん退室。しばらくは家族だけの時間を過ごすこととなりました。

産まれたての赤ちゃん。

ようこそ。本当によく産まれてきてくれました。

お母さんも赤ちゃんもお父さんも、本当によく頑張りました。

私の時には前期破水から陣痛、緊急帝王切開と「本当にフルコースだったよね〜」と助産師さんに言われるほどでしたが、妹も前駆陣痛が治まることなく約1週間かけてのお産となりました。

助産師さんからは「ここ1、2年のお産の中で、1、2位の大変なお産だったよ。本当に頑張ったね」と言われたそうです。

やっぱり仲良し姉妹!?ですね笑。



お産は命がけの大仕事



周りには、するするぽーん!で産まれた友人もたくさんいたり、同じ親から生まれたきょうだいでもお産の過程は全然違ったり…。それぞれにドラマがあって、お産は本当にそれぞれがまったく違いますよね。

自身のお産、妹のお産を通して感じたこと。

お産は本当に「命がけの大仕事」ということでした。

「妊娠は病気じゃないでしょ?」と言う方もいますが…。

「妊娠は病気じゃない」は、「だから休むな、甘えるな」という意味ではなく、

「産むまでは身体の変化や不調を治す方法も特効薬もないから、くれぐれも無理をしない、させない」という意味なのだそうですよ。

産後の女性は「全身骨折の状態でフルマラソンを走りきったくらいのダメージを受けている」とも聞いたことがあります。

しかも、そんな状態で休む間もなく、夜中に何度も起きて授乳する育児が始まります。

そんなの、お母さん一人でやりきれるとは思えません・・。

私の場合は上記の状態に、“腹切りの大手術後”というのもプラスされていました。

周りの協力なしには乗り切れなかったと思います。
 




急激に変化する産後の体


昔は二世帯、三世帯同居など大家族が多く、近所付き合いも盛んだったので、お母さんは大体産後1カ月くらいと言われる「床上げ」まで、赤ちゃんのお世話だけできる環境が今よりあったそうです。でも核家族化が進んだ現代は、上の子がいればなおさら、お母さんは退院後すぐに家事をせざるをえないですよね。

でも上記の通り、身体はかなりのダメージを受けています。せめて産後1カ月の産褥期(母体が回復するまでの期間)をゆったり過ごせれば、その後も続く育児のために心身の回復ができると思います。

産後の母体は、骨盤、子宮、内臓を元の位置に戻そうとしています。

普段は卵くらいの大きさの子宮が、妊娠中は10カ月の間に胎盤と赤ちゃんが入るまでの大きさになり、それに伴って他の臓器が体内でぐい〜と押されて移動している状態です。骨盤も出産のためにゆる〜くなって広がっている状態。それが産後、大体1カ月かけて元の状態に戻っていくそうです。

10カ月かけて変化した体が、今度は1カ月で戻るんです。

子宮が元に戻るための収縮は出産直後から始まります。後陣痛と呼ばれる痛みは、このために起きるものなんですね。

産まれてもすぐにお腹凹まないし!
悪露(おろ)と呼ばれる出血が数週間もあるし!
産んだら終わり〜♪ではないのです。

「女性は男性よりも丈夫」と言われるのは、これを乗り越えるためなんでしょうね。



「女性活躍」というなら…



なんて、これを読んだらこれから妊娠する方は「怖い!」と思われるかもしれませんが、「命を生み出す」って、いろんな意味でとても凄いことなのだと本当に思います。

妊娠期、出産、産褥期。身体の変化と共に、心のバランスを保つのも大変です。

私は沖縄に移住したばかりの妊娠出産だったので、頼れる身内は夫しかなく、親しい友人も沖縄にはいなかったので、夫には頑張って育児休業を一カ月取ってもらい、有料で家事をサポートしてくれる「コープたすけあいの会」や、シルバー人材派遣などに登録もしました。

結局は夫が家事を頑張ってくれたので有料サービスは使いませんでしたが、出産と産褥期に夫の支えがあり、本当にありがたかったです。

男性の育児休業は制度としては整っていても、取得率は非常に低水準です。

「女性が活躍する社会を」と言うならば、パートナーがしっかりと一緒に育児ができる環境、そして社会全体で出産・育児を支える環境をもっと充実させてほしいと願わずにはいられません。

親だけでなく、周りの支えの中で子育てできることが当たり前の環境になりますように。



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