溝端淳平 久々の民放連ドラ主演に「いよいよ来たな!」


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「仮面を被るときって、僕、あまりないんですよ。しいて言えば、メディアの方と接するときは仮面を被ろうと思うかも(笑)。不特定多数の人に何かを届けるとき、フィルターがないと、伝わり方とか怖いなあと思って」

そう話すのは、6月1日スタートのオトナの土ドラ『仮面同窓会』(東海テレビ制作/フジテレビ系・土曜23時40分〜)に出演する溝端淳平(29)。5年ぶりの民放連続ドラマだが、主演となると実に8年ぶり!

「いよいよ来たな! とうれしかったです。20代前半は、いただく仕事が自分の身の丈に合っていない気がして。芝居のノウハウも苦しさも知らず、なにも土台がないまま進んでいいのだろうか、と迷いがありました。蜷川幸雄さんの舞台などに出させてもらっているうちに徐々に自信もついていったのかなと思います。ここで成長した自分を出せたらいいですね」

溝端が演じる主人公の新谷洋輔は、内面に狂気を秘めている青年だ。

「人との話し方や動作など細部にわたって洋輔を作り上げていく過程が楽しかったです。ただの気弱な青年じゃないというところを見え隠れさせる、そのさじ加減が難しくて」

洋輔は、“20代だったらまだ許される”というほんの出来心で起こした行動によって人生を狂わせていくが。

「もうすぐ30歳になりますが、20代でやり残したことはあまりなくて。むしろ僕、早く30代になりたかったんです。とくに20代後半は、若くもなく大人でもなく中途半端でした。30代は逆に、これまで抱えていた悩みや呪縛みたいなものから解き放たれるんじゃないかなと思って、すごく楽しみです」

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