多様な食対応に取り組む3つのメリット
ベジタリアン、ヴィーガン、ムスリム等のお客様への対応を工夫することで、これまで以上に集客できるメリットがあります。
1.「みんなが一緒に食べられるレストラン」として選ばれる可能性がある
グループのお客様20名のうち3名がベジタリアンだったとします。飲食店がベジタリアン対応をすることで何名集客できるでしょうか?
答えは3名?ではなく、20名です。多様な食に対応できていると
「皆が一緒に食べられるレストラン」として選ばれる可能性があります。
さらに、旅行会社や通訳ガイドの方から信頼されるようになると、継続的な送客に繋がることもあります。
2.お店全体がストレスフリーになる
お客様やお得意先からのベジタリアン・ムスリム対応についての問合せに備えて、対応メニューや自社のポリシーを用意することがスムーズな接客を行うカギとなります。
3.レビューサイトで高評価が得られやすい
ベジタリアンやヴィーガン、ムスリムの方々は、訪日旅行前にレストランのリサーチを行う傾向があります。2016年・2017年、レビューサイトの「外国人に人気の日本のレストラン」で1位に選ばれた飲食店は、ベジタリアンかムスリムのお客様に柔軟に対応し、高評価を得ています。
18人で沖縄に旅行へ行きます。ベジタリアンのリクエストがあるためレストランを探してもらえませんか。
私たちはイスラム教のグループです。1週間滞在の予定ですが、ハラール食品や飲食店を見つけるのは簡単ですか。(シンガポール)
祖母がベジタリアンのためネットでメニューを調べましたが、よく分からないのでカップラーメンなど持ちこむのが良いですか。
持ちこみで済ませてしまうと、お店にとっては「もったいない」ですね。食べられる食事やお土産があれば消費単価がアップ!
導入ガイドを配布
沖縄県・(一財)沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)では、ベジタリアン、ヴィーガン、ムスリム等多様な食対応を始めるにあたって役立つ情報をまとめたハンドブックを作成しました。沖縄県内の観光業、飲食従事者の皆さまを中心に配布しています。
沖縄インバウンド
ネットからもダウンロードできます
【多様な食対応ハンドブック ダウンロード】
https://inbound.ocvb.or.jp/oin/manual/1124
本書と掲載内容に関するお問い合わせは
(一財)沖縄観光コンベンションビューロー誘客事業部海外プロモーション課
☎ 098-859-6127 Eメール inbound@ocvb.or.jp
旅行での「食事」は大切な思い出。ヴィーガンやムスリムの人々が食べられる沖縄料理がさらに増えると、たくさんの人々が沖縄での食事を楽しめるようになりますね。 海外からの観光客が増加する沖縄の飲食店では食の多様化への対応がますます求められます。 まずはできる一歩から。少しずつ、コツコツ続けていくことが重要です。