銃や訓練がすぐそばにある日常って…［まーちゃんのお笑いニュース道場 web版］

りゅうちゃんクラブで連載中の「お笑いニュース道場」番外編です。web版会員限定連載です。

はいさい！11月に行われるサッカーワールドカップで、日本代表の対戦相手がドイツとスペインに決まったことよりも「今年ワールドカップあるんだ！」ということに驚いた三流芸人です。

確か4年前はロシア大会が開催されてね。地元ロシア代表がベスト8入りする大活躍。世界中を驚かせたけど、今ではロシアは“別の意味”で世界を驚かせちゃってね。「絶対に負けられない戦いがそこにある」どころか、今すぐ戦いをやめてほしいけどや。

やめてほしいといえば銃武装した米軍の訓練。那覇軍港での警備訓練をフェンス外から新聞記者が撮影していたら、米兵が銃口を向けきたとか。

「たまたまそういう風に見えただけ」とか「記者に銃口を向けてはいない」とか、色々言われているけどさ。そもそも沖縄にはずっと米軍基地があるから米兵が県民に銃口を向けるなんてことは、よくあったことさ。

僕の知り合いのウーマクーたちは、度胸試しでフェンスの中にこっそり忍び込んだら「米兵に銃口を向けられ追いかけられた」なんて話をよくしていたしね。あっ、この場合は忍び込んだウーマクーが悪いのかっ。

でも銃口を向けたとか向けてないとか、そんなことで言い争うのもおかしな話でね。元々はフェンス一枚隔てたすぐそこに当たり前のように銃やミサイルがある日常がおかしなわけでさ。国を守るためだか、敵を倒すためだか、なんでもいいけどさ。結局は誰かを殺すための道具が当たり前のようにすぐそばにあって、人を殺す訓練を当たり前のようにすぐそばでしていることを“異常”だとか、“気味が悪い”と感じないほうがおかしいと思うけどや。

先日、小学生の三男坊が教室で友達同士ケンカしているのを止めに入ったら、興奮した友達に手を噛まれたらしい。「あがっ！」と言って我が息子は思わず相手を殴ってしまったとか。殴られた友達は学校を飛び出しどこかに行ってしまった。でも給食時間になるとお腹が空いたのか戻ってきて、みんなで笑いながら一緒に給食を食べたってさ。

子どもはいいなぁ～。わったー大人たちは何をやっているんだか・・・。

（小波津正光、お笑い芸人）