コロナ禍で何度も訪れる波…。
第6波までは、私の周りには大きな波はなかったのですが、
第7波では、ついに近しい方々が次々と罹患していき、ついには我が家も家族全員罹患しました…(涙)
基本的な対策以外にも、購入品は全て消毒、帰宅したらすぐにお風呂、など徹底していましたが、どこから感染したのかも不明のまま、療養生活に突入でした。
我が家の場合は、子どもはすぐに熱も下がり元気いっぱい。
(息子は頭痛とお腹の不調はしばらく続きましたが)
一方、親はどちらもフーフー、ハーハーと、意識朦朧の中、食欲もない。しかしそんな中でも子どもたちの「お腹すいたぁあああ」と叫ぶ声は響き渡る。
隔離で外出も出来ないので暇を持て余す子ども達、当然、寝かせておいてもらえるわけもなく…。
しかし、親は動けない上に隔離なので買い出しにもいけず、誰かに頼ることもできず。
せめて、せめて、子ども達の食事だけでも(涙)と意識朦朧の中、宿泊療養施設についての説明を読んでみたところ【自宅療養が困難な方・身近に親族がなく、自力で食事準備ができない方】との記載があり、問い合わせてみることに。
すると、数日待ちましたが、家族全員で入れるホテル療養をご手配いただくことができました。
子ども達が暇を持て余しているのは変わらないですが、3食の食事(お弁当)が出てくる有難さ。
(親は食欲なかったので初めはほとんど食べきれませんでしたが涙)
看護師の方が24時間体制でいてくださる安心感。
私は解熱しても身体の不調が長引いたので、すぐにお薬を処方していただけたり、本当に助かりました。
ホテル療養期間中、子ども達はバスルームに少しためた水で持参したスーパーボールすくいをしたりと簡単な水遊びをし、親は回復してきたら湯船に浸からせてもらい、(沖縄はファミリー物件でも浴槽なしが多いのです)
あとはひたすら持参したカードゲームや粘土、お絵かき、工作などをして滞在を終えました。
食事も毎回メインが違っていたり、共有スペースには飲み物や春雨スープなどが常に補充されていました。
私たちのホテル療養では、食事の時間になると館内放送が流れます。
1度目の放送でスタッフの方が共有スペースにお弁当を用意してくださるので、その間、陽性者は部屋からは絶対に出ない。
2度目の放送で用意してくださったお弁当を各自取りに行く。
という決まりだったのですが、
2度目の放送後に各部屋からフラフラとお弁当を取りに一箇所に集まる人たちの姿があまりにシュールすぎて印象に残っています。
ホテルとはいえ滞在中に室内清掃はなく、タオルやシーツ交換なども一切ありません(フロア内に洗濯機はありました)。
やり取りは全て電話で、必要に応じて防護服を着用した看護師さんが部屋に訪ねてきてくれました。
退去時にすべてのシーツ類を利用者が袋にまとめ指定の場所に持っていくなど徹底したマニュアルで感染対策が行われていました。
それでも、看護師さんや他スタッフの方々は、陽性者しかいないホテルでの勤務は本当に神経のすり減る日々だと思います。
けれども、こうした方々のおかげで安心して療養期間を過ごすことができました。
コロナ感染は大変な経験でしたが、自分たちだけではままならないことは多々あって、名も知らないたくさんの方々に日々支えられていることに改めて感謝した我が家でした。
コロナの一日も早い収束と、罹患された方々の回復を祈りつつ、従事されている方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。従事者の方々が少しでも心おだやかな日々を送れますように…。
(えくぼママライター みはる)
☆ プロフィル ☆
みはる
東京出身。浦添市在住。 元幼稚園教諭であり元保育士。現在えくぼママとして活躍中!
よく言われるのは、元気。いつも笑ってる。よく喋る。
2014年生まれのヤンチャな長男と穏やかな旦那さんとの3人家族。
自然派育児を楽しみながらマイペースに子育て中。
野望は家族で世界中に滞在することが仕事になること☆
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