ネット時代だからこそ、じっくり熟読!〜新聞のある暮らし ☆えくぼママの沖縄子育て☆


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

えくぼママ歴4カ月、当ブログ初投稿のやけなみわです。これからよろしくお願いします。

さっそくですが私、4月から琉球新報の紙面モニターを務めています。
現役ママと新聞って一般的には接点が少なく、つながらないワードかもしれません。

今や何でもスマホで検索できる時代。テレビやネットでニュースを知るという人も多いのではないでしょうか? 私も独身時代は職場以外で新聞を読むことはなかったし、お金を払って時事情報を買うことに抵抗感があったのも事実です。
 

ところが、ウチナーンチュの夫と結婚してから、強制的に県内他紙(バレバレですね)を購読するようになりました。

新聞を読みたい夫の主張はこうです。

「ないと寂しい(今までの習慣からやめたくない)」
「お悔やみ欄と、高校野球などのスポーツ情報は地元紙でしか得られない」
「スーパーのチラシが楽しみ」

いくら私が「不経済だ」「紙ゴミが増える」と訴えてもスルー。なので一緒に暮らし始めた10年前からずっと新聞が身近にある生活をしてきました。

もともと出版社で働いていたこともあり、活字に対する強い愛着(執着?)はある私。さらにボランティア活動などを通して、社会問題には人並み以上に関心を持っています。

そんな私でもフルタイムの業務と家事、育児をこなすのに必死で、新聞を読む余裕がまったくない時期もありました。

でも、紙面モニターを経験して再認識したことがあります。

暮らしの中に新聞(=紙に印字された情報)というメディアがあることの意味です。ネット上に情報があふれる時代だからこそ、情報を何度も見直して咀嚼する時間を残してくれる新聞は、ありがたい存在だと思うのです。

もちろん今も忙しくて記事を読めないことはありますが、そんな時でも1面の見出しだけはチェックしたり、おっ! と思う連載やコラムは切り抜いたりしています。逆につい家事もそっちのけで熟読してしまうことも少なくありません。

興味、関心の幅が広がって多角的に考えられたり世代の違う方とのコミュニケーションツールになったりと、新聞を読むメリットはたくさんあります。

個人的には、知的探究心のおもむくままに「考える行為」を継続してきたことが、自身の成長に深く関わっているのも利点に加えられると思います。

デメリットとしては、ペーパーレス社会に逆行し、場所をとる資源ゴミが増える。購読料(月3000円ほど)に見合う内容か、フリー情報との差は何か、読者が監視すべき点もあるでしょう。商品を買うことはつまり、その企業の売り上げに協力することなので。

とはいえ、紙をめくるアナログ感を楽しみながら、静かに思考にふける時間を持つことは、私にとって日々の小さな喜びでもあるのです。

(やけなみわ)

 

☆ プロフィル ☆

やけなみわ

神奈川県出身の二児の母。元編集者・ライター。現在は小学校のPTA活動を中心に、子ども食堂のボランティア、平和・環境活動、親子英語クラブの運営に携わる。趣味は観劇。旅行。スキューバーダイビング

 

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