沖縄本島から南に400km、八重山諸島の玄関口・石垣島―。
大自然に囲まれたこの島で11月29日(水)~12月17日までの3週間
「文化庁メディア芸術祭石垣島展~ひかりきらめくイマジネーション~」が開催されます。
アートに包まれる島の様子を随時レポートします。
会場ごとに楽しめるメディア芸術祭!
離島初、沖縄初開催となる「文化庁メディア芸術祭石垣島展」は11月29日(水)、いよいよ開幕しました。本イベントでは、石垣島の島内各地で文化庁メディア芸術祭の入賞作品を展示します。「づめレポ」では、その展示作品を会場別に一挙ご紹介!今回は市民の集いの場として長年愛されている石垣市民会館の展示作品をご紹介します。
石垣市民会館
石垣市民会館(沖縄県石垣市浜崎町1-1-2)大ホール2階の特設会場ではイベント全体のインフォメーションセンターと作品の展示を行っています。
会場内に設置してあるベンチは、島の高校生が島の木材を使って生み出した作品!
こちらの会場で展示されている作品は次の通りです。
第5回デジタルアート(インタラクティブ)部門
大賞受賞作家作品
『モルフォタワー』児玉幸子
磁石に吸い寄せられる磁性流体の動きを間近で見ることのできる作品。
液体はとがることもあれば、毛むくじゃらのようになったり、薄く鳥肌が立つような表情になったりと、まるで生きているかのよう。
第17回エンターテインメント部門
優秀賞
『プラモデルによる空想具現化』池内 啓人
パソコンを始めその周辺機器を、プラモデルを用いて改造し、ジオラマを作ることで、誰もが一度は空想したであろう世界を作り出した作品。
第7回アート部門
大賞受賞作家作品
『Vomoder』クワクボ リョウタ
画面の顔は、相手の声に合わせ、話の内容とは問題なくいつもニコニコしている。
コンピュータ合成を通して映る表情と、声に乗る人の感情とのギャップを楽しめ、そして考えることができる作品。
第16回エンターテインメント部門
審査委員会推薦作品
『nubot』nuuo
(千房 けん輔 / 林 智彦)/
堀尾 寛太 / anno lab / 徳井 綾)
スマートフォンを人形にはめ込むことで、テレビ電話の相手がまるでその場所にいるかのようなアクションを楽しむことができる作品。
新しいビデオチャット生活のあり方を提示した。
第8回アート部門
奨励賞
『life-size』
scope+橋本典久
生きたままスキャンするという手法によって、人間と同等の大きさまで拡大された昆虫の写真展示。
自然に生きる生物と対等な立場で向かい合うことで、自然に対する新たな視点を生み出せる作品。
マンガ展示
会場では、さらに過去20回のマンガ部門大賞作品を展示しています。自由に手にとって読むことが可能です!
島では滅多に触れられないようなメディア芸術が、海を渡りやってきています!
お一人でも、ご家族、ご友人、恋人ともゆっくりと楽しめる空間になっていますので、ぜひ足をお運びください。
~ 会場情報 ~
会場
石垣市民会館大ホール2階特設会場
(沖縄県石垣市浜崎町1-1-2)
時間
平日13:00〜19:00
土日祝 10:00〜19:00
文化庁メディア芸術祭石垣島展
~ひかりきらめくイマジネーション~
開催期間:11/29(水)~12/17(日)
展示時間:13:00~19:00(土日祝10:00~)入場無料
展示会場:石垣市民会館特設会場(インフォメーションセンター)
まちなか会場:まちなか交流会館ゆんたく家、石垣港離島ターミナル、ホテルエメラルドアイル石垣島、伊原間会場
公式webサイト:http://mediaarts-ishigaki-jima.okinawa
ライタープロフィル
橋爪 千花(はしづめ・ちか)1991年石垣市川平生まれ。
立命館アジア太平洋大学卒業後、東京でアイドルのマネージメントや地域活性の仕事に携わり、2017年夏より地元石垣島へ拠点を移す。
好きな食べ物はカシューナッツ。嫌いな食べ物はピータン。