「デザイン思考」学ぶ 街頭で意識調査実施 ☆Ryukyufrogs10期生シリコンバレー研修


この記事を書いた人 稲嶺 盛裕
投資会社の琴章憲さん(左)からデザイン思考を学んだリュウキュウフロッグス第10期生=24日、米シリコンバレー

 【米カリフォルニア州で久田尚志】起業家精神を持つ次世代リーダーを沖縄から育成する事業「Ryukyufrogs(リュウキュウフロッグス)」(運営・山崎暁FROGS社長)の10期生6人は24日(日本時間25日)、米シリコンバレーで、過去のデータや経験のみに頼らずユーザーを中心に考え問題発見や問題解決に取り組む方法「デザイン思考」のワークショップを行った。

新規の製品開発や組織改革の支援を手掛ける投資会社WiL(ウィル、米カリフォルニア州)の琴章憲さん=写真左=は「これまでの価値観や方法論が通じない不確実性の時代となっている」と説明。デザイン思考の考え方を基に「徹底的に相手に寄り添うことで価値あるものをつくることが必要だ」と話した。ワークショップでは、学生が街頭インタビューを行い市民意識を調査した。

学生らに求める知識や経験などを提供するサービスを企画している開邦高2年の仲座愛乃さんは「ビジネスのことを考えず発想の幅を広げる手法などは勉強になったし、思考として性に合う気がする」と話した。