【中部】AV8Bハリアー本島東沖墜落事故を受け、第3次嘉手納爆音原告団と沖縄平和運動センター、中部地区労は23日、北谷町砂辺の米軍嘉手納基地第1ゲート前で抗議集会を開いた。集まった約200人の参加者が「飛行訓練やめろ」「外来機の飛来許さんぞ」と抗議の声を上げた。同日早朝に同基地の四つのゲート前で開かれた集会には、約120人が集まった。
第3次嘉手納爆音訴訟団の新川秀清原告団長は、沖縄市長時代の1994年にF15が嘉手納弾薬庫内の黙認耕作地に墜落した事故に触れ「近くで農業を営む方々が危うく命を落とすような状況だった。そして昨日の事故だ」と嘆息した。「外来機、州軍機が飛来して(県民の)負担は増える一方だ。県民が人間として当たり前の生活を送るためには基地をなくすしかない」と訴えた。
早田勝己さん(71)=うるま市=は「基地がある限り、事故は起き続ける。全ての基地撤去に向けて頑張るしかないと決意を新たにした」と話した。