【宜野湾】宜野湾市の男性職員が、妻の職場の同僚女性に関する個人情報を、市個人情報保護条例に違反して閲覧し、妻に伝えていたことが26日までに分かった。市は12日、職員と所属長を口頭で厳重注意した。同職員が電子データ上の世帯情報を閲覧したのは昨年12月12日。子どもの検診があった女性にあいさつする目的だったという。職員は妻に被害女性の夫の名前を伝えた。妻は翌13日、職場で被害女性に夫の名前を伝え「世帯所得も簡単に見られる」などと話したという。
被害に遭った夫妻は本紙の取材に「不安と恐怖に襲われ、市外への引っ越しを検討している」と話した。女性は吐き気や不眠などのストレス症状が出ており職場に退職の相談をしている。