沖縄の観光消費1166億円マイナス見込み 「未曽有の危機」と副知事 2-5月


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新型コロナウイルスに伴う観光客数の減少と経済波及効果について記者らに説明する富川盛武副知事=3日、沖縄県庁

 沖縄県は3日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年2月から5月の4カ月間で観光消費額が前年同期比1166億8千万円のマイナスとなる見込みだと発表した。

 入域観光客数は、同じ期間で167万1405人の減少が出ると試算した。観光客減少によって広がる産業への影響も合わせた生産誘発額については、1867億6200万円の損失が出る見通し。富川盛武副知事は「沖縄経済は未曽有の危機に面しており、極めて厳しい状況にある。国の対策と連動して県も対応していく」と話した。【琉球新報電子版】