本島バス27日から3割減便 日祝並みダイヤに 運転手も3割待機


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 沖縄県バス協会(小川吾吉会長)は22日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた、沖縄本島の路線バス減便を発表した。那覇バス、琉球バス交通、沖縄バスは27日から、平日と土曜日を祝日ダイヤで運行する。東陽バスは全日、日曜・祝日ダイヤで運行する。臨時休校中の県立学校が再開され次第、通常運行に戻す。

 本島を運行する路線の約8割にあたる80系統(那覇市内16系統、市外64系統)でダイヤの変更となり、全体の運行本数は3割減となる。祝日に運行がない一部系統は通常ダイヤで運行する。20日に沖縄総合事務局に運行計画の変更を提出し、認められた。

 同協会によると、県内バス会社の4月の売り上げは前年比で4~5割減となる見通し。緊急事態宣言に伴う在宅勤務の広がりなどで、利用者がさらに減少すると見込んでいる。

 各社とも運転手の約3割は自宅待機の対応を取る。万が一運転手が感染した場合に、代わりに出勤して路線の運行を続ける。

 小川会長は、石川県でバス運転手が新型コロナウイルスに感染し、路線が運休となった事例を挙げ、「県民の足として沖縄は営業所を閉鎖させない。路線は毎日運行する」と話した。

 ダイヤ変更の詳細は各社ホームページで案内する。